中小企業技術革新制度(SBIR制度)について「平成28年度中小企業者等に対する特定補助金等の交付の方針」が8月2日に閣議決定されましたので、ご案内します。

.制度の概要

中小企業技術革新制度(SBIR制度)とは、中小企業・小規模事業者等への研究開発とその成果の事業を一貫して支援する制度です。SBIR制度では、研究開発のための補助金・委託費等を特定補助金等として指定し、指定された特定補助金等を受けて研究開発を行った中小企業者等の皆様が、その成果を事業化する際に、様々な支援策を活用できる機会を設けております。「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律(以下「中小新促法」という)」に基づき、以下の内容を、平成11年度から毎年度「特定補助金等の交付の方針」として閣議決定しています。 

()国等(関係府省及び独立行政法人等)の研究開発予算の中小企業・小規模事業者等向け支出目標額

()中小企業・小規模事業者等が特定補助金を利用して開発した技術を事業化する際の支援措置等 

 

. 平成28年度「特定補助金等の交付の方針」のポイント(新規・拡充項目)

()関係省庁の協力を得て、国等の技術開発予算における中小企業・小規模事業者等向け支出目標額を過去最高であった昨年度から5億円増額の460億円とする。

(2) 国等は、SBIR特設サイト(URLhttp://j-net21.smrj.go.jp/develop/sbir/index.html ) を リニューアルするとともに、中小企業・小規模事業者等が活用できる施策の情報や活用事例などを掲載して利便性の向上に努める。

() 特定補助金等のうち、創業10年未満の中小企業・小規模事業者等に対する支出額について把握し新規中小企業・小規模事業者等による特定補助金等の積極的な活用の実現を図る。

() 国等は、中小企業・小規模事業者等が特定補助金等を活用して行った研究開発成果のうち事業化が見込まれるものについて、()中小機構の新価値創造展を例とする展示会等の紹介の場を設け販路開拓までの支援を行うよう努める。 

 

(参考)

. 「平成28年度中小企業・小規模事業者等に対する特定補助金等の交付の方針」を閣議決定しました
~特定補助金等の中小企業・小規模事業者等向け支出目標額は460億円~(中小企業庁ホームページ)

http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/gijut/2016/160802sbirhoushin.htm 

 

. SBIR特設サイト(J-Net21:独立行政法人中小企業基盤整備機構ホームページ)

http://j-net21.smrj.go.jp/develop/sbir/index.html